・素粒子の延命現象

 電磁気作用の非局所性、非孤立性、さらに、光源・受光体・媒体区別の相対性を用いる
と、加速された素粒子の延命現象も説明できる。
 素粒子が崩壊するときは、電磁波を放出する。これは逆に言うと、電磁波を放出しなけ
れば、素粒子は崩壊できないということである。
 一方、遠隔作用では、作用(この場合は電磁波)を受け取る相手がいないと、電磁波を
放出することができない。
 以上のことを考え合わせると、崩壊しようとする素粒子が放出しようとする電磁波を受
け取ってくれる相手がいないと、素粒子は電磁波を放出できず、崩壊することができない
ということになる。
 さて、素粒子が光速度に近い速度に達すると、第2章でも述べたように、見かけ上の電
磁気作用がゼロに近くなってしまう。このため、相手方に作用を及ぼしにくくなってくる。
つまり、電磁波を放出しにくくなってくるのである。このため、素粒子は崩壊しにくくな
る。
 加速された素粒子の寿命が延びるのは、こうした電磁気学的な現象によるものであり、
決して時計の遅れによるものではないのである。

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