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| MADICKEN おもしろ荘 |
おもしろ荘の子どもたち MADICKEN アストリッド・リンドグレーン作 石井登志子訳 イロン・ヴィークランド挿絵 岩波書店 ©1960 Japanese Edition published in 1987 川のそばにある大きな赤い家「おもしろ荘」に住んでいる女の子、マディケン。 お父さんとお母さん、妹のリサベットと一緒に住んでいます。 プードルのサッソーとねこのゴーサン、お手伝いのお姉さんアルバもいます。毎週金曜日には、洗濯や掃除をしてくれるおばさん、リーナス・イダも来ます。 入学を目前に、川でモーゼ遊びをしてずぶぬれになるマディケンとリサベット。学校に通うようになって、都合の悪いことは架空のクラスメイト・リカルドのせいにしちゃうマディケン。屋根に上って二人だけの遠足をして、その上屋根から傘を使って飛び降りて大変なことになるマディケン。ミイアたちととっくみあいのけんかをしたり、アッベとの幽霊騒動があったり、冬、氷の川を滑ってりんごが丘のカールソンさんの家まで行って、クリスマスがきて、そして春、井戸の中のヨセフ遊びをしていて・・・。 なんてきらきらと、いきいきとした日常なんでしょう。 はらはらするようなトラブルも次々と。でもそれらは、彼女たちから自然にあふれてくること。 きらきらと透明に輝くおてんばさんたちのものがたり。 どきどきと、きらきらと、いきいきと、楽しくて面白いです。 |
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川のほとりのおもしろ荘 MADICKEN OCH JUNIBACKENS PIMS アストリッド・リンドグレーン作 石井登志子訳 イロン・ヴィークランド挿絵 岩波書店 ©1976 Japanese Edition published in 1988 春、ワルプルギス祝日の前夜祭、お母さんにはだめっていわれていたのに買ったばかりのサンダルをはいていって・・・。ニルソンさんが借金を返せずにいたところ・・・。老人ホーム・救貧院のリンドクビストさんにリサベットをさらわれそうになったり、木の上でピクニックすることになったお母さんの誕生日。ミイアとはりあって、校舎の屋根の上を歩くことになって、その時ミイアは校長先生のお財布を・・・。秋の町長夫人のパーティーでのこと。よっぱらったニルソンさんを助け、肺炎になるアッベ・・・(前作でもそうだけど、アッベっていたずらやさんだけど、すごく家族思い。)クリスマスには新しい家族、妹のカイサが生まれて、そして春、カイサをめぐって再びリンドクビストさんが・・・。 こちらは、前作からの続きの次の1年、春から、また次の春がやってくるまでに、彼女たちに起こった10のお話が書かれています。 こちらも内容が濃くて、おもしろくて、すてきな作品だと思います。 前作より、リンドグレーンさんの社会へのまなざしみたいなものも、感じられるように思いました。 たとえば、確かにミイアは悪いけど、それ以上に、貧しいミイアを不当に扱う校長先生に、やめてと叫ばずにいられないマディケン。 こちらを読んでいると、ますます、マディケンってリンドグレーンさんご自身みたいって思いました。 ひとつひとつのお話それぞれに、いろいろなことがあって、いろいろな感情と味わいがあって、そして、いつも彼女たちを、うつくしい光が照らしています。 |
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| KAJSA KAVAT カイサ |
カイサとおばあちゃん KAJSA KAVAT リンドグレーン作 石井登志子訳 イングリッド・ヴァン・ニイマン挿絵 ©1950 2008年11月 中ページなど 岩波書店 短編集です。小さな10のお話が収められています。 いちばん最初のお話が、「カイサとおばあちゃん」です。 カイサは、生まれて3カ月のころ、おばあちゃんの家の前にかごにいれて置かれていました。それから、二人は一緒に暮らしています。 そこは、町で一番貧しい地区。でも、カイサのお家はとてもかわいくて、カイサはいつもとっても元気。おばあちゃんは、棒あめを作って土曜日に広場で売っていました。 そして、カイサがまだ7歳にならない、クリスマスの前のことでした。おばあちゃんは足を痛めてしまったのです。・・・ 小さなカイサが、足を痛めて動けなくなってしまったおばあちゃんのかわりに、お掃除や食事の支度をしたり棒あめを売ったりして、すてきなクリスマスを準備します。おばあちゃんも、カイサのためにすてきなプレゼントを用意してくれていました。 小さいけれどなんでもできちゃう元気でかわいいカイサ。生きる喜びが伝わってくるよう。すてきなお話だと思いました。 他に、小さな男の子カッレが、怒って牛小屋から駈け出した雄牛のアダムをみごとになだめる、おおらかであったかいお話「スモーランドの闘牛士」や、両親に不当な扱いを受けて怒った小さなペッレが、庭にある小屋に家出をする「ペッレ、コンフレンブー小屋へ引っこす」、小さな亡くなった女の子のお話「プリンセス・メーリット」、クリスマスの前、放浪のおじさんと子どもたちの触れ合いを描いた「お休みなさい、放浪のおじさん!」など、お話の運び方も巧みな、ひとつひとつ丁寧に描き分けられた異なる味わいを持ったお話が集まっています。 挿絵は、ピッピも描いたニイマンさん。 特に、元気な明るいテーマのリンドグレーンさんの作品と彼女のイラストの相性、よいなーと思います。 ニイマンさんの絵のピッピの絵本→ピッピのページ |
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| おもしろ荘とカイサのDvd |
Dvd Box ちいさなマディケンとリサベット 2007年11月 アットエンタテインメント 下の、「川のほとりのおもしろ荘」「おもしろ荘の子どもたち」「ぴちぴちカイサとおてんばエヴァ」の3つがセットになっています。 |
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DVD 川のほとりのおもしろ荘 Du ar inte klol Madicken 原作・脚本 アストリッド・リンドグレーン 1979年スウェーデン 2007年11月アットエンタテインメント 買ったばかりのサンダルがひどいことになっちゃう春のお祭り。ミイアと張り合って校舎の屋根の上を歩くことになって、その時校長先生の財布を盗んだミイアは・・・。ミイアと一緒にシラミ退治。宙返りをする飛行機にアッベが乗って、町長さんも乗ったのだけど・・・。アッベの肺炎。町長夫人のパーティー。新しい家族がやってきたクリスマス。 本の中から心に映りだされるきらめきやイメージがとてもすてきだったので、その印象が心に残ったまま見てしまったので、最初は少し違和感があったのですが・・・。 でも、こちら(映像作品)はこちらとして楽しんでいます。 ロッタちゃんのお部屋やおうちもとってもかわいかったけれど、マディケンのおうちやお部屋も、また、ロッタちゃんとは違う雰囲気の、すてきなおうち・お部屋です。 |
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DVD おもしろ荘の子どもたち Madicken pa Junibacken 1980年スウェーデン 2007年11月 アットエンタテインメント 原作・脚本 アストリッド・リンドグレーン アッベと一緒にクロウ伯爵の幽霊を見に行って・・・。都合の悪いことは架空のクラスメイト・リカルドのせいにしてきたマディケン。それがばれて・・・。牛に追われて木の上で、お母さんの誕生日のピクニック。リサベットの鼻から豆がとれなくなって、ミイアととっくみあいのけんかをして。屋根の上のピクニック、傘で空を飛ぼうとして・・・! |
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Dvd ぴちぴちカイサとおてんばエヴァ 上の短編集「カイサとおばあちゃん」の中の、「カイサとおばあちゃん」と、「エヴァ-かわいいピィアン」というお話が原作となっている二つの映像作品「ぴちぴちカイサとクリスマスのひみつ」と「おてんばエヴァとスイートピー」が収録されています。 カイサの方、本の小さなお話をもとに、映像化にあたっては、少し内容に書き加えられている部分があったり、構成しなおされている部分があったりしていて、本を読んだ時の印象とは、違った雰囲気がしました。 本からは、「元気なカイサ」の印象が強かったのですが、映像作品の方のカイサは、まだまだ幼さくて、小さくて、つたなくて愛らしい。 ちょっぴりきゅんとして、静かに輝くクリスマスの秘密・不思議があって、やさしく、ほんのりとあたたかいです。 エヴァの方は、お母さんが病気になっておばさんのおうちにひきとられたエヴァが、おばさんたちにひどい扱いを受けるお話。美しい庭や風景を背景に、いやな子どもといやなおばさんが登場します。 でも、リンドグレーンさんらしい、どこかユーモアのあるあたたかな視線があって、なぐさめてくれるちゃんとまともな大人(お店の人)も登場するし、最後のおばさんたちの顔には、思わずあはっとしちゃいます。 |
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