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酒井駒子 さかいこまこ

1966年、兵庫県生まれ。
東京芸術大学美術学部油絵科卒業。
「金曜日の砂糖ちゃん」で
2005年ブラスティバ世界絵本原画展金牌、「ぼくおかあさんのこと・・・」で2006年フランスPITCHOU賞、オランダZilveren Griffel賞(銀の石筆賞)受賞。
(下の本と「絵本のつくりかた1」より)


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BとIとRとD
酒井駒子作  中の絵など 白泉社 絵本ナビさん 
2009年6月 
 
8つのちいさなちいさなおはなし(昼間の蒸気機関車、図書館、お友達など)と、「□(しかく)ちゃんと親しいもの」と、それらに添えられた駒子さんの絵の本です。
漢字に振り仮名もないし、一般向けの本です。
20.7×16.7×1cm
 
関連
青山ブックセンターBとIとRとD発売記念酒井駒子原画展 
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icon icon7net 酒井駒子小さな世界 Pooka+
Pooka編集部編 学習研究社
2008年6
中ページ・情報など Pooka 絵本ナビさん 
 
「夜」「ぬいぐるみ」「家出」「箱」など、駒子さんが選んだ10個の言葉によせて、駒子さんの描いた作品などが収録されています。短い描き下ろし絵本も。
大きな画面で、ゆったり楽しめます。
他にも、インタビューや駒子さんの大切な本、ラフスケッチ、これまでの絵本や装画のお仕事とか、駒子さんのねこのミツとコトも登場しています。
30×23×1cm

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 りとるまみい
 
ゆきがやんだら
酒井駒子作 学習研究社 
2005年12
中ページなど 絵本ナビさん

「あさ おきたら、ママが「まだ ねてて いいよ。」っていうの。」
 
なんで?ってきいたら、園がお休みになったからって。雪で、バスが動けなくなったから。
 
雪、雪、雪・・・。
たくさんたくさん雪が降っている時の雰囲気が、とてもよく伝わってきます。
駒子さんの画風とモチーフが、ぴったりあってるって感じます。
文章も、自然でリズムよく、ここちよいです。
 
雪がやんだあとは晴れ渡るけど、あの輝きを駒子さんの画風でどう表現するのかしら・・・と思いつつよんでいたら、なんと雪がやんだのは、夜。夜の雪・・・
 
ぽっとほのかに灯るような愛らしさがあって、おしまいも、やさしいです。
 
関連 学研ニュース「ゆきがやんだら」ニューヨークタイムズ紙今年の絵本ベスト10、ニューヨーク公立図書館2009年の児童書100冊に選出
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こうちゃん
須賀敦子文 酒井駒子絵
感想はこちらのページに
 
 
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よるくま クリスマスのまえのよる
酒井駒子作 白泉社 2000年 中ページなど 絵本ナビさん
漢字なし 
 
「あしたは たのしい クリスマス。いいこには サンタが くるよ。でもね、わるいこには?」
 
悪い子には、こないのかしら?ぼく、わるいこだから。ママにいっぱいしかられたから・・・。
心配して、眠りにつけない男の子。トントン、誰かがドアをノックして、やってきたのは、よるくま。
 
あれ、どうなるの?どうなるの?って読みすすんで、そしておしまいは、安心感に包まれてやさしい気持ちになります。
 
子供の心って、こんなのかもって、ちょっと思いました。ただのワンダーランドじゃなくて、たくさんの不安も抱えながら、ふるえてる。それにこの子、よくるまにサンタさんしてあげようかなんて、ちっとも悪い子なんかじゃないね。やさしい、いいこだよね。
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icon icon7net ぼくおかあさんのこと・・・
酒井駒子作 文溪堂  中ページなど 絵本ナビさん
2000年5月 32p 26.5×21.5cm 漢字なし
 
「ぼく おかあさんのこと・・・キライ。」
日曜日の朝はいつまでも寝てるし、すうぐおこるし・・・
お腹がすいたのに、いつまでもベッドの中のお母さんに、うさぎの男の子、お母さんのキライなとこ、あげていきます。
 
分かります分かります。なんだか、こんなキモチ・・・。心当たりにちょっとどきんとするお母さまも、多いかも。
でも、キライなとこいくら並べたって、お母さんのこと、大好きなんだよね。
駒子さんの三冊目の絵本。画面の水色と黒と、効果的で印象的。
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ぼくおかあさんのことぬいぐるみ ベアーズ牧場さん
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ビロードのうさぎ
マージェリィ・W・ビアンコ原作 酒井駒子絵・抄訳  中の絵など ブロンズ新社 
2007年4
漢字は少しだけでふりがなあり
 
古本の中ページなど おひさま堂さん 
 
クリスマスプレゼントとしてぼうやのところへやってきたビロードでできたぬいぐるみのうさぎが、やがてぼうやに愛され、そしてぼうやとおわかれしなければならなくなったとき・・・。
 
原作は、長さのあるお話しですが、この絵本は、駒子さんの抄訳で、文章はぐぐっと短くなっています。
 
全文の「ビロードうさぎ」(石井桃子さん訳ウイリアム・ニコルソン絵)は、こちらで感想書いてます。
 
個人的には・・・、全文のビロードうさぎの方が、ぼうやにとってのほんとうのものから、妖精の魔法で本物のうさぎへ、というところが、やっぱりずっとすんなりこころになじむ気がします。ぼうやにとってほんとうのものとなったから、ぼうやに愛され、うさぎもぼうやを愛して、だから最後、妖精の魔法によって、ほんもののうさぎになったんだね、と、すんなりと読める気がしました。
 
でも、こちらは、駒子さんらしいイラストが大きくたっぷり楽しめます。
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 りとるまみい
 
くまとやまねこ
湯本香樹実文 酒井駒子絵 河出書房新社
2008年4月  中ページなど 絵本ナビさん
 
「ある朝、くまは ないていました。なかよしのことりが、しんでしまったのです。」
 
深い喪失。くまは、その暗闇のなかに、閉じこもってしまいます。
その闇から、ことりの死を受け入れ、再び生きることを始めるまでの、くまの姿が描かれています。
 
難しいテーマだと思いますが、こ難しい文章ではなく、あくまでも自然でやわらかな、やさしい肌ざわりの文章で語られています。
くまの悲しみの深さ、文章でいろいろと説明しなくても、駒子さんの絵が、その喪失の深さを語ります。
 
漢字にはふりがなあり 初出「おおきなポケット」(1998年7月号福音館書店)を改稿
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赤い蝋燭と人魚
小川未明文 酒井駒子絵 偕成社 2002年1月 一般向け
中ページなど 
amazon  絵本ナビさん
 
「人魚は、南の方の海にばかり棲んでいるのではありません。北の海にも棲んでいたのであります。」
 
人魚は、自分の姿は人間に似ているのに、魚や獣などと一緒に、暗くつめたい海に暮らさなければならないのはどうしたことだろうと思いました。せめて生まれてくる子は、明るい、美しい町で育ってほしいと思い、やさしいものだと聞いている人間に、子どもを託すことにしたのです。
人魚は、海岸の小高い山にある神社で、子どもを産みました。その子を見つけ、家につれて帰ったのは、町で蝋燭を商っている年寄りの夫婦でした。・・・
 
絵、圧倒的です。
暗く冷たい北の海、娘の悲しみと心もとなさ、人の心の醜さ、人魚の深い悲しみと怒り、怨念・・・。黒が印象的な駒子さんの作品の中でも、よりはっきりとした黒が作品を覆っているように感じます。
「太陽は、ぼくの瞳」という映画のパンフレットかチラシだったかを見て、この作家さん、とてもかわいい中にも、人の心の闇などを表現するのがすごく上手い人だなと思ったのだけれど、この絵本を初めて読んだとき、やはり・・・と思ったことを、今も覚えています。
 
繊細でやさしげな肌ざわりの文章。でも内容は、恐ろしいほど悲しい。その作品を裏切ることのない絵が添えられていると思います。
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金曜日の砂糖ちゃん
酒井駒子作 中ページなど 偕成社話題の新刊 絵本ナビさん 
2003年10月 
 
「あたたかで 気持ちのよい 午後です。女の子が ひとり 眠っています。」
 
三つのお話がはいっている、小さな絵本です。
一つ目は、金曜日の砂糖ちゃんと呼ばれる女の子のお昼ね「金曜日の砂糖ちゃん」。二つ目が、さみしいこと、つまらないことがあった男の子の、多分、学校からの帰り道「草のオルガン」。三つ目が、夜と夜の間に目をさました子どもは・・・「夜と夜のあいだに」。

ひとつめのお話しは、大人の中の子どもっぽさ、暗やみの中のほのかな甘さを感じて、ふたつめのお話しの絵からは、男の子の心の音も伝わってくるよう。三つ目のお話しは、かわいく美しくて、幻想的・・・。
闇の中でほのかに輝いている小さな宝石のよう。
 
18×14cm 61p 一般向き 漢字にふりがなはありません
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きかんぼのちいちゃいいもうと その3 いたずらハリー
ドロシー・エドワーズ作 酒井駒子挿絵 渡辺茂男訳
中のページなど 福音館書店 
2006年9
 
シリーズ3巻目。小さなお話が8話収められています。新しい登場人物、ご近所の男の子ハリーが登場します。これがまたまたいたずらっこというか、きかんぼのちいちゃいいもうとが妹でなく弟だったらこんな感じかな、と思うような男の子です。
 
そのハリーが登場する「いたずらハリー」、ハリーのおうちのパーティーでのできごとを描いた「パーティーへおよばれ」、妹が絶対食べようとしないパンの耳とハリーと秘密「パンの耳」、なんでも口に入れる癖をめぐるお話「なくなった指輪」、なぜハリーと妹は図書館では天使のようにいいこなのでしょう「としょかんの子ねずみ」、プレゼントのコートをめぐるストーリー「ハリーのコートがさけんでいる」、お父さん(ついでにお母さんも)そりゃないんじゃない?なんで!と思ってしまった「おとうさんとおるすばん」、ふふって思いました「おぎょうぎのいいお客さま」。
 
こんなことしちゃ後で大変なことになっちゃうよ、だからだめなのよってことを、ちいちゃい妹が身を持って実践してくれてるようなシーンがいくつもあって、ああ、この本から、子どもたちもそういうこと、まるで自分自身が経験しているみたいに感じたり分かってくれるのかもって思いながら読みました。
「イギリス幼年童話の傑作として読み継がれているシリーズ」というのも、シリーズ通して読むほどに、よくわかるって思いました。
このシリーズは和書では全三巻。この本でおしまいみたいですが、なんだかちょっともったいない、このシリーズもっと読みたいなって、思ってしまいました。
酒井さんの挿絵も、もちろん多めに楽しめます。
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きかんぼのちいちゃいいもうと その2 おとまり
ドロシー・エドワーズ作 渡辺茂男訳 酒井駒子挿絵 
©1952、1962、1968、1970  日本版2006年4
読んであげる5・6才 自分で小学校低学年
中ページなど 福音館書店  
 
きかんぼのちいちゃいいもうとのこと、として、小さな子どもの様子を描いているシリーズ。その二巻め。
 
小さなおはなし10話が収められています。
妹と私がはじめて出会う「いちばんはじめのお話」。風邪をひいてお部屋で遊ぶ「はさみでじょきじょき」、ココアジョーンズおくさんのおうちにおとまりにいく「おとまり」や、大おばさんの誕生日にプレゼントを選んでお祝いに行く「たいそうお年よりのたんじょう日」など。
 
どのおはなしも、ひとつひとつ印象深くて、ほほえましくて、やさしい気持ちになります。
私もこんなふうなことしてたのかなとか、ふと、思ってしまいました。お母さま方は、お話の中に、ご自身のお子さんのことをみつけだしたりされるかも。
 
この作品、たとえぴったり同じでなくても、どこか、子どもたちに共通するものを持っていて、子どもたちのことを客観的に見直したり改めて理解できたり、受け入れたり、子どもたちは、自分自身の姿を鏡のように、この作品の中に見ることができるのではないかしら、と思いました。
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きかんぼのちいちゃいいもうと その1 ぐらぐらの歯
ドロシー・エドワーズ文 酒井駒子挿絵 渡辺茂男訳
中のページなど 福音館書店
2005年11月 
 
「ずっとまえ、わたしが小さかったとき、わたしよりもっと小さいいもうとがいました。」
 
大人になったお姉さんが、小さかった頃の小さな妹のエピソードを語っていくかたちのお話です。
 
「おさかなとり」「おまつり」「びょうきになったとき」「どんぐりのうえき」「ぐらぐらの歯」など、ちいさなお話が10話、収録されています。
 
ちっちゃな子の行動が、とても自然に上手に描かれていて、読み進むほどに、この小さな女の子がかわいく、ほほえましい気持ちになります。
子どもたちを囲む大人の人たちも、こういう存在がいつも子どもたちのそばにいてくれたなら、いてくれることってとても大切だよねって思うような、すてきな大人の人たちが登場しています。
 
駒子さんの挿絵も、過去のこと、記憶の中にある風景として語られるシーンを描くのに、とてもよく似合っているように思います。
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酒井駒子さんの本 
 
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