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| ルドウィッヒ・ベーメルマンス Ludwig Bemelmans | |
| 1898~1962年 当時オーストリア領のチロルのメーラン生まれ。父親はベルギー人の画家でした。小さな頃、両親が離婚。母方の祖父のもとで育てられることになりました。けれど、14才ごろ学校を中退、リゾートホテルチェーンをもっていた伯父ハンスのところに預けられることになります。ホテルの仕事を見習いからはじめますが、そこでも問題を起こし、16歳の時、伯父の紹介状を持ってアメリカへ。ニューヨークのホテルで働きながら、絵を描き、習ったりもしていました。第一次世界大戦のとき、陸軍に入隊(実際に戦場に立つことはなかったようです)。除隊とともにニューヨークに戻りアメリカに帰化。本格的に絵の勉強をしようとミュンヘンに行く計画もあったようですが、結局ホテルやレストランの仕事を続け、1925年、ニューヨーク、イースト・サイドにあるレストランの共同経営者となります。その後、バイキング社のメイ・マッシーと出会い、1作めの「Hansi」(1934)が生まれ、評判となり、絵本作家として出発。 「マドレーヌといぬ」でコルデコット賞受賞。 参考図書 下記の絵本と、「絵本図書館」(光吉夏弥著 ブック・グローブ社) マドレーヌ公式サイト 福音館書店 |
げんきなマドレーヌ MADELINE copyright 1939 ルドウィッヒ・ベーメルマンス作 瀬田貞二訳 福音館書店 1972年 中の絵など amazon 絵本ナビさん 洋書の中の絵 amazon 「パリの、つたの からんだ ある ふるい やしきに、12にんの おんなのこが、くらしていました。」 2列になってパンをたべ、2列になって歯を磨き、2列になっておやすみします。 ところがある夜、一番おちびで一番元気なマドレーヌが、目を泣き腫らしてないています。ミス・クラベルは、急いでお医者さんを呼びました。・・・ のびやかなタッチが特徴的な、ベーメルマンスさんのイラスト。 フルカラーの絵も、イエローの二色刷りのページも、味わいがあっていきいきしています。 |
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マドレーヌといぬ MADELINE'S RESCUE copyright 1951 ルドウィッヒ・ベーメルマンス作 瀬田貞二訳 福音館書店 1953年 読んであげる4歳 自分で小学低学年 コルデコット賞受賞 中ページなど amazon 絵本ナビさん パリの古いお屋敷に、12人の女の子が暮らしています。その中の一番のおちびさんが、マドレーヌ。みんなを見守る先生の名前は、ミス・クラベル。 今日も元気にみんなで街をお散歩していると、マドレーヌが川に落ちてしまいます。 あやうく溺れそうになったところを助けてくれたのは、1匹の犬。みんなは犬を連れて帰って、一緒に暮らすことになりました。犬はジュヌビエーブと名づけられ、みんなで仲良く暮らします。 だけどある日、学校検査の評議員達がやってきて ・・・ イエローの二色刷りのページと、ちょっぴりしぶめのトーンを基調にしたフルカラーのページと。 ふたつの画面の雰囲気の違いも楽しめます。 おしまいは、ジュヌビエーブが帰って来ます。とってもすてきなプレゼンと一緒に、ね。 |
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マドレーヌといたずらっこ MADELINE AND THE BAD HAT copyright 1956 ルドウィッヒ・ベーメルマンス作 瀬田貞二訳 福音館書店1973年 中の絵など 絵本ナビさん amazon マドレーヌたち12人の女の子が暮らしているパリの古いお屋敷のお隣に、ある日、スペイン大使が引っ越してきました。 その大使のぼっちゃんが、ペピート。彼はかなりのいたずらっこ。 マドレーヌたちは、どうも、彼が好きになれないみたい。 そして、ある日・・・。 絵、とってもすてき。こちらも、明るいイエローの二色刷りページと、フルカラーのページとがあって、どちらも味わい深いです。 さりげないようで、見るほどよくよく描かれているし、シックでおしゃれな雰囲気もあって。 マドレーヌは人気があるし、すてきな絵本なのに、どうして復刊されないのかしら・・・と思っていたら、2009年、限定じゃなくちゃんと復刊。うれしい。 読んであげる4歳 自分で小学校低学年 |
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マドレーヌとジプシー MADELINE AND THE GYPSIES copyright1959 Japanese edition 1973 ルドウィッヒ・ベーメルマンス作 瀬田貞二訳 福音館書店 中ページなど 絵本ナビさん amazon マドレーヌたち12人の女の子たちが暮らす、パリの、つたのからんだ古いお屋敷のおとなりの古い屋敷には、スペイン大使のぼっちゃん、ペピートが住んでいます。 ある日ペピートは、おとなりさんたちを、サーカスにご招待。 ところが・・・。 こちらも、イエローのページと、フルカラーのページがあって、独特のタッチや色の絵がすてきです。 マドレーヌが、ペピートやジプシーと一緒に旅することになって、絵本の中に、フランスのあちこちが描かれています。 もしかしたら、放浪の民・ジプシーに、ベーメルマンスさんご自身が、どこか共感するようなところとかちょっぴりあったんじゃないかしら?とちらっと思ってしまったほど、僧院を背景に夜をすごすシーンなど、かなりすてきで、印象に残りました。 マドレーヌファンは多いし、魅力的な絵本なのに、どうして復刊されないのかしら・・・と思っていたら、2009年、限定とかじゃなくちゃんと復刊!うれしい。 読んであげる4歳 自分で小学校低学年 |
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ロンドンのマドレーヌ MADELINE IN LONDON ルドウィッヒ・ベーメルマンス作 江国香織訳 BL出版 copyright1961 copyright renewed 1989 Japanese Edition 2001 マドレーヌたちのパリの古いお屋敷のおとなりさんは、スペイン大使と息子のペピート。 だけどある日、スペイン大使は、ねこだけおいてけぼりにして、ロンドンに引っ越していきました。 悲しんだのは、女の子たち。ペピートも同じでした。 ペピートは、ほんの少ししか食べないで、どんどんやせていきました。 まるで棒のようになったとき、お母さんはいいました。「ちいさなおんなのこたちにあえなくてさびしいのね」。 お父さんはパリに電話を。相手はもちろん、ミス・クラベル。 さあ、女の子たち、ロンドンに向かって出発です! プレゼントの馬に二人で乗って、ロンドンの名所を次々と、めぐりめぐるペピートとマドレーヌ。 おしゃれで開放感があって、楽しくて美しくて。とてもすてき。 庭師さんは、かわいそうだったけど・・・。とにかくすばらしいロンドン旅行! |
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マドレーヌのクリスマス MADELINE’S CHRISTMAS ルドウィッヒ・ベーメルマンス作 江國香織訳 BL出版 2000年 中の絵など 絵本ナビ originally published as a special book insert in the 1956 Christmas edition of McCall’s COpyright Ludwig Bemelmans,1956 Copyright renewed Madeline Bemelmans and Barbara Bemelmans Marciano,1984 ,1985 クリスマスの前の晩、屋敷中が風邪で寝込んでいました。 元気なのはマドレーヌだけ。 せっせと働き、みんなのお世話をしてました。 そんなとき、玄関をたたく音がして、やってきたのはじゅうたん売り。 そして彼は、魔術師でもあったのです。・・・ 赤いじゅうたんに乗ってる女の子たちが、かわいい。 |
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ちいさなマドレーヌ MADELINE 岡松きぬ子訳 大日本絵画 1987年 中ページなど 絵本ナビ text(c) Madeline Bemelmans and Barbara Bemelmans Marciano,1987 Art adapted by Jody Wheeler Design and paper engineering by David A Carter マドレーヌがもうちょうで入院する「げんきなマドレーヌ」(福音館書店)の内容が、かわいくて元気なしかけ絵本になっています。 最初のページには、古いお屋敷が立体になって現われます。 窓の扉を開くと、マドレーヌたちがお食事したり、眠っていたりする絵が隠れています。次のページには、ひっぱって動かすしかけも。 普通の絵本の「げんきなマドレーヌ」は、フルカラーのページと、イエローとの二色刷りページがありますが、こちらは全て明るく楽しいフルカラー。 漢字は一部ありますが、ふりがなあり |
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パセリともみの木 Parsley ルドウィッヒ・ベーメルマンス作 ふしみみさお訳 中の絵など あすなろ書房 ©1953,1955 2007年4月 This Story was published in Woman’s Day,the A&P Magazine,under the title “The Old Stag and the Tree” 洋書の古本の中ページなど キュリオブックスさん Fabulous OLD BOOKのWEB本棚 ベーメルマンス特集 「ふかい ふかい みどりの もりの そのはずれに、いっぽんの たいそう ふるい もみの木が ありました。」 もみの木は、きりたった崖の上にありました。その場所のせいで、幹は捻じ曲がり、切られることなく大きくなって、そこは、シカのパセリの住処となりました。 もみの木がすっかり年老いて葉が落ち、そこに住めなくなった後も、パセリは毎日もみの木に会いにきていました。 そんなある日・・・ もみの木が、パセリと森の仲間たちを、その命を奪おうとするものから、守るお話です。 絵は、もとになっている本だか原稿だかの状態がそうよくないせいかしらと思うんだけど、色がくすんで、はっきりとはしていません。でも、それも、古本を見ているような趣があるし、ベーメルマンスさんの、味わいがある中にとてもいきいきとしたタッチ、伝わると思います。 昔の絵本の復刊や出版などで、ときおり見かけることだけど、無理やり色などを調節して印刷して、もとの絵の良さがつぶれちゃうより、はるかにいいと、わたしは思う・・・。 開いて右にはイラスト。左のページには、やわらかなベージュ色の紙に文章と野の花が一輪描かれていて、味わいのある、やさしい雰囲気。 漢字はほんのちょっとでふりがなあり 21×25cm 46p |
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山のクリスマス (岩波の子どもの本) HANSI copyright 1934 ルドウィッヒ・ベーメルマンス作 光吉夏弥訳編 岩波書店 1953年 ハンシは、町に住む男の子です。お母さんは、教会のとなりで、果物屋の屋台をだしています。 学校がクリスマスのお休みになったとき、山に住むハーマンおじさんから、手紙が届きました。ハンシを山に迎えるための。 お母さんは、準備万端整えて、この手紙を待っていたのです。 そして、ハンシは、はじめてお母さんと離れ、ひとり、おじさんがまつ山へと、向かいます。 山での暮らしの、楽しいこと、うつくしいこと。 そのようすが、とてもいきいきと描かれています。 まちっこのちびっこハンシが、お休みを終えたとき、ひとつ確かに大きくなっている、そんなようすもしっかりと感じられます。 好きなんだけど・・・岩波の子どもの本なので、オリジナルとは本の大きさもレイアウトなどもだいぶん違っているんだと思います。ほんとは、もともとのオリジナルのままのを、和書にしてほしかった・・・切実に・・・。 オリジナル「HANSI」洋書の古本の表紙や中ページなど、ファビュラスオールドブックさんで少し見ることができます。→Fabulous OLD BOOKのWEB本棚 ベーメルマンス特集(このページの一番下の方に掲載されています) |
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マリーナ MARINA copyright 1962 ルドウィッヒ・ベーメルマンス作 ふしみみさお訳 2009年6月 中の絵など クレヨンハウス 絵本ナビ 関連 クレヨンハウス絵本の日々 洋書の古本の中の絵 キュリオブックスさん 「アシカの マリーナの とうさんは、サーカスいちの にんきもの。」 さて、夏休み、マリーナとお父さんとお母さんは、海辺に出かけました。 その海にいたイルカたちをみて、お父さんは、「まったくおきらくなもんだ」とか、ぶつくさ言っていました。ですがそのあいだに、マリーナは一人で海に出て、大きなサメにガブリ、食べられてしまったのです。 お父さんたちは、クジラやトドやワニに助けを求めますが、力になってくれません。 その様子をみていて、助けにいこうといってくれたのは、なんと、お父さんがぶつくさいっていた、イルカたちだったのです。・・・ オリジナルの洋書を見たことはないのですが、印刷、思ってたよりずっといい感じでした。 いきいきのびのび、楽しい雰囲気。 かわいいイルカたち大活躍。 26×31cm 漢字なし |
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よくぞごぶじで きつねのかぞくのおはなし WELCOME HOME! copyright 1959,60 by Ludwig Bemelmans ルドウィッヒ・ベーメルマンス作 ビーヴァリー・ボガート原詩 江國香織訳 BL出版 2010年10月 洋書の古本の中の絵など キュリオブックスさん ファビュラスオールドブックさん 「さあ、この楽しい休日の朝、猟犬係が ラッパを吹き鳴らして言います。」 みなさん、どうぞおいでください。このすばらしいもよおしに。 そこでみんなやってくるのです。人間たちも、犬たちも。勇敢なる狩猟犬会へと。 その声を聞いた子どもたちに、きつねのお母さんは話すのです・・・ 楽しい詩と、味と魅力のあるベーメルマンスさんのイラスト。 大判の絵本の画面いっぱいに、ベーメルマンスさんのちょっとしゃれててユーモアのある、のびやかなイラストが広がっています。 原題は「WELCOME HOME! 」普通に訳すとおかえりなさいってところだとおもうのですが、知恵のあるパパ古狐、優秀な猟犬たちから逃げ延びて、よくぞごぶじでおかえりなさい、のよくぞごぶじで、がこちらのタイトルになったのかしら、と思いました。 あと、この本によると、原作は、ベーメルマンスさんの晩年の作品で、乗馬が盛んだったバージニア州在住の友人、ビーヴァリー・ボガートさんの詩が元になっているのだそうです。 25×31cm 漢字はありますが、ふりがなあり |
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ゴールデン・バスケットホテル THE GOLDEN BASKET copyright 1936 Ludwig Bemelmans ルドウィッヒ・ベーメルマンス作 江國香織訳 BL出版 2011年4月 中ページなど 絵本ナビさん 夜、馬車に乗って、一人の男の人と、彼の二人の娘(姉のセレステと妹のメリサンド)が、ホテルに到着します。そこは、ベルギーのブルージュにある、古いけれど気持ちのいいホテル、オテル・ドゥ・パニエ・ドゥオ(ゴールデンバスケットホテル)。 彼らが、このホテルに到着してから出発するまでの、ホテルのスタッフや宿泊客や、出会った人たちとの、楽しいエピソードがつづられていきます。 ホテルの経営者の息子のヤンや、食堂の責任者ムッシュ・カルヌヴァルさんとも、とても仲良しに。「マドレーヌ」とのエピソードもありますよ。十二人の女の子たちと、先生(マダムサブリナ)も登場しています。(裏表紙にも彼女たちの姿が描かれていますね。) 余韻のあるラスト、味わいがあって、よい感じ・・・。 絵本ではなくて、読み物。ベーメルマンスさんの挿絵いり。でも、やっぱり、もっと大きなサイズでイラストがみたかったなって思いました。(オリジナルは見たことないけど、もしかしたら、レイアウトとかイラストや本の大きさとか、違ってるのかな?わからないけど・・・) 旅に出たい、そして、すてきなホテルに泊まりたいなーって、思ってしまいました。 漢字はほぼ一般書並みで、全てではないですが、多くの漢字にふりがながふってあります。 |
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Bemelmans ; The Life & Art of Madeline's Creator Marciano, John Bemelmans 1999 本の中ページ amazon (読んだのは洋書ですが、和書も出版されたようです。和書の方はまだ見ていません。「ベーメルマンス マドレーヌの作者の絵と生涯」ジョン・ベーメルマンス・マルシアーノ著 福本友美子訳 BL出版 2011年3月) この本は、ルドウィッヒ・ベーメルマンスのお孫さんにあたるマルシアーノさんがまとめた、ルドウィッヒさんの作品と、その人生です。 はじめにまえがき。 まず、小さな「マドレーヌ」の絵があります。 この絵は、マルシアーノさんが大きくなるまでベッドの上にかけられていた、祖父(ルドウィッヒさん)が、マルシアーノさんのお母さま(ルドウィッヒさんの娘さん)に贈った、ロンドンのマドレーヌの絵なのだそうです。 でも、祖父・ルドウィッヒさんは、マルシアーノさんが生まれる前に亡くなったのだそうです。 そしてこの本は、祖父・ルドウィッヒさんの40を越える出版された本、雑誌の仕事、そして、祖母のうち(ルドウィッヒさんの奥さまのおうち)にあった大量のファイル(スケッチや出版されていない絵、写真など)の中から、マルシアーノさんが、多彩な顔を持つルドウィッヒさんの仕事を表現するのに最適だと判断したものや、マルシアーノさんご自身がわくわくするようなものを選んでまとめ、ルドウィッヒさんの生涯とその作品を、紹介したもの、だそうです。 (英文を間違って解釈していなければ、おおまかにそんな前書きが添えられています) ルドウィッヒさんの、その平坦ではなかった人生を知ることができたり、マドレーヌやそれ以外の作品もたくさん見ることができます。 改めて、ルドウィッヒさんの絵ってすてきって思いました。 イラストや写真も、きれいにかわいく、文章と一緒にレイアウトされていて、楽しく見ることができます。 英語は、特に詩的だったり文学的な表現をしているわけではないけれど、たっぷりと長さ(量)はありますよ。厚みもある本です。 |
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