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ラッセル・ホーバン リリアン・ホーバン  Russell Hoban  Lillian Hoban
 
二人は、グラフィック・スケッチ・クラブではじめて出会います。そのあと、ラッセルさんはフィラデルフィア美術館の学校に入り、その1年後、リリアンさんも、そこに入り、イラストレーションを専攻します。
二人は、1944年に結婚。
ラッセルさんは、さまざまな仕事をしたのち、大手広告会社のアート・ディレクターに。同社を56年に退社。フリーのイラストレーターとなります。その後彼は、描くことより文章を書く仕事のほうを選びます。リリアンさんは、ラッセルさんが文章を書くようになってから、彼女が絵を担当して、作品を発表するようになりました。
「絵本図書館-世界の絵本作家たち-」(光吉夏弥著 ブック・グローブ社)より  



 
おやすみなさいフランシス
ラッセル・ホーバン文 ガース・ウィリアムズ絵 まつおかきょうこ訳 福音館書店
©1960
 
フランシスシリーズのこの絵本だけ、絵はガース・ウィリアムズさんです。
すごーくすてきなイラストです。
感想などはガースさんのページに→ガース・ウィリアムズ
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フランシスのいえで
A BABY SISTER FOR FRANCES
ラッセル・ホーバン作 リリアン・ホーバン絵 まつおかきょうこ訳 好学社
c1964   
 
フランシスに、妹ができました。名前はグローリア。まだ赤ちゃんです。
でも、妹がやってきてから、お父さんもお母さんも、なんだか以前とはちょっとちがうみたい。
ほしぶどうはないし、すきな服もきれないし・・・。
だから、フランシスは、家出をすることにします。おうちの食堂のテーブルの下に。・・・
 
リビングにいる、お父さんとお母さん。テーブルの下で、うたをうたうフランシス。
そして、お父さんとお母さんは、とても上手に、フランシスを、「おうち」へよびもどします。
 
フランシスは、ものわかりのよい、いわゆるいいこではないけれど、でも、こういう自分やこういう気持ちって、どこかにいた(いる)のではないかしら。
うまく言葉にしきれない、うまく処理できない、小さな何か。そういった時間や気持ちが、ちゃんと描かれていて、そんなとき、お父さんやお母さんが、とても上手にふるまって、みちびいてくれます。
 
フランシスの絵本は、「おやすみなさいフランシス」は、ガース・ウイリアムズさんが絵を描いていらっしゃいましたが、あと4冊は、ラッセルさんのおくさまリリアン・ホーバンさんが担当されています。
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ジャムつきパンとフランシス
BREAD AND JAM FOR FRANCES
ラッセル・ホーバン作 リリアン・ホーバン絵 まつおかきょうこ訳 中の絵など 好学社
c1964
 
「あさごはんの じかんでした。みんな、テーブルに ついていました」
 
お父さんもお母さんも妹のグローリアも卵を食べています。
でも、フランシスはちっちゃな声でうたっていました。「たまごは きらい だいきらい」
そして、たまごは食べずに、パンにジャムをつけて食べました。
夕ご飯のカツレツも見ているだけで、食べるのはジャムつきパン。お弁当のチキンサラダのサンドイッチもお友だちと取りかえっこ。・・・
 
フランシスが、いろいろなものを食べられるようになっていくようすが、描かれていきます。
お父さんたちは、しかったりしません。でも、ちゃんと、フランシス自身から、いろいろなものを食べたいと思うようになりますよ。
はらはらするけど、見終わって、にっこり
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フランシスとたんじょうび
A BIRTHDAY FOR FRANCES
ラッセル・ホーバン作 リリアン・ホーバン絵 まつおかきょうこ訳 好学社
c1968    
 
「あしたは、フランシスの いもうとの グローリアの たんじょうびです」
 
お母さんとグローリアは、明日のパーティーの準備をしています。フランシスは押し入れで歌を歌っています。お手伝いしてといわれて、したのはしたけど、すぐに妹にちょっといじわるしてしまいます。
プレゼントを買いにお父さんと出かけたけれど、プレゼントだったはずのお菓子も、いくつか食べてしまいます。
そしてやってきた、グローリアの誕生日。 ・・・
 
フランシスったら・・・。
どうなることかと最後まではらはらするけれど、グローリアがすてきなお願いをしてくれて、フランシスも、ちゃんとグローリアのたんじょうびをお祝いすることができます。
本当に、よかったよかった。
線画に、あわいオレンジ色とグリーンのイラストです。
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フランシスのおともだち
ラッセル・ホーバン作 リリアン・ホーバン絵 まつおかきょうこ訳 好学社
c1969   
 
気持ちのよい夏の朝。フランシスは、おともだちのアルバートと野球をしに出かけます。
グローリアが「あたしとやきゅうしてくれない?」と聞いたのですが、「だめ、あんたはちいさすぎるもの」とおいてきぼり。グローリアは、泣いてしまいました。
ところがアルバートは、自分だけの遊びをしにいってしまいます。
次の朝も、「おんなぬき」の野球をするといいました。
そこで、フランシスは・・・。
 
フランシスもグローリアも、だいぶん大きくなってきましたね。
そしてこの本では、お母さんやお父さんではなくて、子供たち同士で、問題を解決します。
おんなぬき、とか、ちっちゃいこはだめ、じゃなくて、最後は、男の子たちもグローリアもフランシスも、みんな一緒に野球をします。
ちっちゃなグローリアに、お兄さんお姉さんたちが野球を教えている風景は、やっぱりとってもすてきですね。
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こんにちは、バネッサ (童話)
SAY HELLO, VANESSA
マージョリー・W・シャーロット文 リリアン・ホーバン絵 小杉佐恵子訳 岩崎書店
c1979   
 
「ネズミの女の子 バネッサは、おとうさん おかあさんと 三階だての 古い すてきな家に すんでいました」
 
バネッサは、とても恥ずかしがりでした。
お母さんやお父さんのお友だちがきても、イスの下に隠れたり、部屋の隅に座って下を向いてしまったり。バネッサのお友だちが遊びに来ることもありません。だって、お友だちは、ひとりもいなかったから・・・。
お母さんは、お友だちをつくってみたら?とすすめます。「こんにちは」っていえばいいのよ。
だけどそれが、うまくいかないんです・・・。もう、いや!って思うバネッサ。
でも、ある日・・・。
 
きおくれしたり、なかなかうまくできないこと、そういうこと、誰にでもあるよね。なかなかうまくいかなくて、でもその分よけいに、お友だちができたときのうれしさが、とてもよく伝わってきます。
 
リリアン・ホーバンさんのイラストも、かわいいです。登場する子どもたちの衣装も、おしゃれなこと。みんな小さな紳士、淑女さんですね。 
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