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こみねゆら
 
東京芸術大学絵画科で学ぶ。同大学院終了後、フランス政府給費留学生として、1985年、フランスに。1994年帰国。
イラストレーター、お人形作家。
 
こみねゆら「ゆららおもちゃ箱」
PINPOINT GALLERY こみねゆら 


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ふゆねこ
かんのゆうこ文 こみねゆら絵 講談社
2010年11月
 
「あきも おわり、ひんやりとした ふゆの かぜが、あたりに ふきはじめたころ、ちさとの おかあさんが なくなりました。」
 
悲しむちさと・・・。
そのちさとの家に、ある日、雪のように真っ白な猫が、訪ねてきます。
わたしの名前はふゆねこです。ちさとちゃんのお母さんに頼まれて、お母さんがあともう少しでできあがる、というところまで編んでいたちさとちゃんの手袋を編み上げに来たのだと。
 
やさしい、やさしい、お話しです。
ふゆねこさんは、かわいいこねこちゃんというより、読み進むほどに、本当は、ちさとちゃんのお母さんなのではないかしら、と思ってしまうような、美しいねこさんです。
ほんのりと影をまといながら、かわいく、やさしい、ゆらさんのイラスト。
 
おしまいも、今だけではなく未来へとつながっていくような、ラストなのではないかしら、と思いました。
 
漢字はなし
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にんぎょうげきだん
こみねゆら 白泉社
2010年
中ページなど MOEから生まれた本  
 
「やまをこえて ゆきます。 わたしたち にんぎょうげきだん。」
 
人形げきだんは、小さな小さな、旅の劇団。
バイオリンのねこ、アコーディオンのうさぎ、小さな劇場を手押し車に乗せて押してるくま、そして、女の子(のお人形?)
くまと女の子が人形を操って、ねことうさぎが音楽を奏でます。
 
細くて小さくて、頼りなげな小さな劇団。でも、彼らの劇は、すばらしいの。
 
舞台は、秋、のようです。絵の雰囲気もそうだし、もうすぐ冬がくるから、私たちの村に、帰ろうって、絵本のおわりに、言っているから。
 
ほのかで、美しくて、少しだけ、寂しいような気配もあって、かわいくて、情緒があって・・・。
そして、なんというか・・・きちんと「世界」がある絵本。  
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初雪のふる日
安房直子文 こみねゆら絵 本の中の絵など 偕成社 ゆらら絵本館
2007年12月
 
「秋のおわりの寒い日でした。村の一本道に、小さな女の子がしゃがんでいました。」
 
女の子は、石けりの輪を見ていたのです。それはどこまでもどこまでも続いていました。
女の子は、ぴょんとその輪の中に飛び込んでみました。すると、体が軽くなり、弾んできたのです。
 
石けりしながらその輪の中を進んでいく女の子。そのうち雪が降ってきました。
もう帰ろうかな、そう思ったとき、女の子の前にも後ろにも、たくさんの白うさぎが一列になって飛んでいたのです。
女の子は思い出しました。おばあさんから聞いた話を。
初雪のふる日は、北の方から白いうさぎがどっとやってくるのだと。もしもその群れに巻き込まれたら、もう帰ってこられなくなるのだと。・・・
 
ちょっぴり怖くて、でもやさしくて。
少し民話ふうな感触もあって、自然の怖さと優しさ、理と不思議にも、触れることができるよう。
絵も、物語の呼吸と溶け合うよう。それが、すばらしいです。物語の息づかいをみごとに視覚化している。こんな絵本の作り方もあるんだ・・・って思いました。
 
絵のよりそい方があまりに自然でここちよくて、最初は気づかなかったけど、童話だけで読んだときとは違う、文章と絵のハーモニーで、この絵本の世界をきちんと作り上げていると感じました。
もともと童話集の中の一編だった作品を、絵本としてみごとに成立させていると思います。
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トリッポンのこねこ
萩尾望都作 こみねゆら絵 教育画劇
2007年2月
 
「トリッポンはまっ白なこねこをかっていた。こねこの名前はカエルといった。」
 
新しいお家に着いたとき、カエルは周囲を探検に出かけて、それきり帰ってこなかった。
「どこへいったの、ぼくのカエル」・・・
一週間ほど過ぎた日ぐれ時、トリッポンは、林の奥からであろうカエルの声を耳にして、その声のほうへ・・・。
 
うっすら暗い森の中、ちょっぴり暗やみの気配をまとってるけど、ほわんとかわいい絵の感じ、お話しと似合ってると思いました。
うっすらと幻想的で、やさしくてかわいい、独特の空気・気配・・・。
 
漢字は少しありますが、ふりがなあり。24×19cm
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トリッポンとおばけ
萩尾望都作 こみねゆら絵 教育画劇
2007年2月
 
「「星つりにいこうよ」 おばけがトリッポンのへやのまどを、とんとんたたいてさそいにきた。」
 
大きな耳と花つきのしっぽのある、やさしい灰色をしたおばけ。
ふたりとミミィ(トリッポンのこねこ、新しいかわいい名前ができたみたいですね)は、秋の夜の林の中の池で、星釣りをします。
 
トリッポンのこねこが気に入ったので、他の2冊も読んでみました。
繊細な色あいで描かれるイラスト。夢の中のおしまいのシーンも、すてき。
 
漢字はところどころありますが、ふりがなあり。 24×19cm 32pほど
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トリッポンと王様
萩尾望都作 こみねゆら絵 教育画劇
2007年2月
 
「ある日、トリッポンが森をさんぽしているとこびとの王様にであった。」
 
八人の騎士を従えた王様、まったくもっていばりんぼ、横暴。
やさしいトリッポンも困ってしまいます。
池にいくと、おばけとミミィに会って、王様のことを話すと・・・。
 
舞台は夜とかじゃないけど、こちらも、うっすらと少し暗い森の中の雰囲気。
やさしいおひめさまのおかげで、ラストはハッピーエンド。
ひめの愛が、王様の人のものを奪って暮らすやり方を、変えてくれましたね。
 
漢字はすこしありますが、ふりがなあり。 24×19cm 32pほど
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