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フランス
 

ジャン・ド・ブリュノフ Jean de Brunhoff
 
1899~1937
フランス、パリ生まれ。1924年にピアニストのセシル・サブロウと結婚。画家、絵本作家。
ババールシリーズ6冊と、ババールのABC絵本を1冊、残しました。
結核を患い、スイスの療養所で、38歳の若さで逝去。
 
ババールは、ママのセシルさんが、子供たちに語って聞かせたお話を子供たちが気に入り、パパのジャン・ド・ブリュノフさんが、絵本にしたものです。
若くして亡くなったジャンさんの後、長男のロランさんがババールのシリーズを受け継いでいらっしゃいますが、下の6冊は、ジャンさん名義の作品です。
ジャンさんのババール絵本は、グランドアルバム(とても大型のサイズの絵本)があって、これは、はじめてフランスで出版されたときと同じ大きさのものです。わたしは、ジャンさんの作品は、小さくなった(といっても、一般の大型絵本と同じくらいですが)ものではなく、グランドアルバムの方がぐっと好きです。なので、以下はグランドアルバムを読んでの感想です。文字も、翻訳の矢川澄子さんによるあたたかみのある手書き文字です。
(参考図書 「絵本の歴史をつくった20人」)
 
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ぞうのババール こどものころのおはなし  グランドアルバム1
Histoire de Babar   
ジャン・ド・ブリュノフ作 やがわすみこ訳・レタリング 評論社
洋書の中の絵 amazon  プティトランさん(小さいサイズ) 
 
「おおきなもりの くにで ちいさな ぞうが うまれた. なまえは ババール.」
 
お母さんは、この子がかわいくてたまらない。すくすく、しあわせに育つババール。
だけどある日、悪者の狩人が、鉄砲でずどん!「かあさんは、やられた。」そして狩人は、ババールを捕まえようとしました。
ババールは、逃げました。走って走って、人間たちの町まで走って、そして、幸運なことに、ぞうの気持ちの分かる、やさしくて大金持ちのおばあさんに出会います。 ・・・
 
フランスで、当初異例の大型絵本として出版され、大人気となったぞうのババール。
そのシリーズ1作目では、ババールが生まれてから、お母さんが殺され、人のまちへと辿り着き、やさしいおばあさんと出会って、また森へと帰り、王さまになって、新婚旅行に出かけるまでが描かれています。
 
不安や死とも向き合いながら生きていく、愛がつまった美しい絵本。
一般の絵本の大きさでも発売されているけれど、わたしは、オリジナルが発売されたときと同じ大きさのグランドアルバムが、やっぱりずっとずっとすてきだと思います。
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ババールのしんこんりょこう  グランドアルバム・ぞうのババール2
LE VOYAGE DE BABAR  
ジャン・ド・ブリュノフ作 やがわすみこ訳・レタリング 評論社
洋書の中の絵 アメリカのアマゾン 
 
「あたらしいぞうのおうさま ババールと おきさきの セレストは きいろいききゅうに のりこんで しんこんりょこうに でかけた」
 
美しい青い海。だけど、事態は急変。突然激しい嵐におそわれて、どこかの島へたたきつけられ、気球は壊れてしまった。二人は無事だったけど、一息ついたのもほんのつかのま ・・・!
 
楽しいはずのババールの新婚旅行は、一変。もう、まったく、たいへんなことに!
でも、仲良しのおばあさんと出会えて、体をやすめてスキーもして、おばあさんも一緒に、ぞうの国へ帰ってこれたのですが・・・。
 
サイの国に戦争を仕掛けられ、ぞうの国は、負傷兵たちがあふれ、めちゃくちゃに。
(まあ、そのきっかけを作ったのは、ぞうのアルチュールの、とんでもないいたずらだったのですが・・・)
でも、ババールは、武力を使わずに、殺し合ったりしないで、サイたちをおいだしちゃうんです!

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 紀伊国屋書店
 
おうさまババール  グランドアルバム・ぞうのババール3
LE ROI BABAR
ジャン・ド・ブリュノフ作 やがわすみこ訳・レタリング 評論社 1987年 
 
「おうさまババールと おきさきのセレストは ぞうのくにで たのしく くらしていた。」
 
なかよしのおばあさんも、一緒にぞうの国で、暮らすことになり、戦争も終わり平和になった国に、ババールは、みやこを建設することにします。
そのうつくしい町の名は、「セレストビル」。
 
そこは、すばらしい国です。
仕事と楽しみとのバランスのとれた、ほとんど理想といえるような、すばらしい町です。
だけど、そのすばらしい国に、不幸なできごとが続いたのです・・・。
 
お母さんを殺されたり、戦争がおこったりしたシリーズ1、2に比べると、この絵本は、もっとずっと、希望に満ちた美しさと強さと、明るさにあふれているように感じました。
かなしみのモンスターたちもおっぱらわれて、ふたたび、町は平和としあわせに包まれますよ。
希望に満ちた、すばらしい絵本だと思います。
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 紀伊国屋書店
 
ババールのこどもたち   グランドアルバム・ぞうのババール4
BABAR EN FAMILLE  
ジャン・ド・ブリュノフ作 やがわすみこ訳・レタリング 評論社 
洋書の中の絵 アメリカのアマゾン 
 
「あるあさ ババールは コルネリウスに いった。」
うれしいしらせがあるんだ。セレストに、まもなく子どもが生まれるんだ!
 
ババールとセレストのあいだに、みつごの赤ちゃんが誕生します。
あー、でも、いろいろ大変なことが・・・!
 
ちっこいちっこい赤ちゃんぞうに、ババールのパパぶりが、ほほえましいです。
トラブルがいっぱい。でも、もっと、愛がいっぱい。
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 kinokuniya
 
ババールとサンタクロース   グランドアルバム・ぞうのババール5
BABAR ET LE PERE NOEL   
ジャン・ド・ブリュノフ作 やがわすみこ訳 評論社 1987年 
 
「あるひ こざるのゼフィールが、アルチュールとポムとフローラとアレクサンドルにいった」
 
ゼフィールが聞いた話だと、人間のところでは、毎年イブになると、赤い服を着てとんがり帽子をかぶり、長い白ひげをはやしたやさしいおじいさんが、おもちゃをどっさりくれるのだそうです。
おじいさんの名前はサンタクロース。
ゼフィールは、サンタクロースに手紙を書いて、ぞうの国にもきてくれるようにたのんでみようよ、と提案します。
そのことを知ったババールは、はるばる、サンタクロースさがしに出かけます。・・・
 
ババールはとても苦労しますが、サンタクロースさんと会うことができます。
そして、もちろん、ぞうの国にもすばらしいクリスマスがやってきますよ。
あったかくってかわいくて、ハッピーで楽しくて、愛がいっぱい。

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さるのゼフィールなつやすみのぼうけん   グランドアルバム・ぞうのババール6
LES VACANCES DE ZEPHIR
ジャン・ド・ブリュノフ作 やがわすみこ訳 評論社 1988年
 
「セレストビルの ぞうのこどもたちの がっこうは なつやすみになった。」
 
こざるのゼフィールは、そのあいだ、「さるのくに」に、里帰りをすることにします。
駅では、うちじゅうのひとが、出迎えにきてくれていました。お父さんもお母さんも、兄弟たちも。
ふるさとで、楽しい休日を過ごすゼフィール。
でもある日、つりをしているときに、人魚をつりあげてしまいました。それは、冒険のはじまり。・・・
 
人魚たちの力を借りて、イザベル嬢をモンスターたちから救出する、夏休みのゼフィールの活躍を描いた絵本です。
 
はじめ表紙だけ見ていたときは、そんなに読みたいなと思わなかったのですが、ふと本をひらいてみたら、わー、すてき。
ぞうの国とはまた違ったすばらしい風景(湖や、豊かな木々や)が広がっていて、たのしげで、のびやかな夏休みの雰囲気がして、お話も、冒険の中にも、のんびりとしたあたたかさがあって、こちらも、みごとな絵本でした。

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Babar  Books & Goods
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